一生忘れられない様な この夏の夜を誰かに 話した時に「それって私だよね」 って隣で君が笑って 誰かの差し金みたいに 楽しそうな人の中で 僕の心臓の音だけが やたらバカでかい 気の利いた言葉ばかり 考えていたらつい 君のふくれ顔にも 気付く事が出来ない 線香花火も落っこちて 笑い話も尽きた頃 僕は人生のクライマックスを迎える 一生忘れられない様な この夏の夜を誰かに 話した時に「それって私だよね」 って隣で君が笑って 柔らかそうなその頬に オレンジ色がたまらない もっと近づかなきゃほら 声が聴こえないよ 線香花火も落っこちて 夜空が急に昼間になって 握り返した左の手は時間を止めた 君にツラい事が起こりませんように その時はこの僕が 勝手ながらそんな事を思っています 夜空に願っています 一生忘れられない様な あの夏の夜を誰かに 話した時に「それって私だよね」 って隣で君が笑って ずっとずっとずっと隣で笑って