Track by高木正勝
だれか名前を呼ぶ声 暮れかかる道をあるく 犬が尾を振り駆けるは なつかしわが故郷(ふるさと) 古い路地裏たどれば まだ若き母と 幼いころのわたしが 浮かび消える夢のように 往く日も来る日も憶う 忘られぬ面影よ 季節はいくつもめぐり 雲は流れて 人は生まれて去り逝き 物語はつむがれる 暮れていく空見やれば いちばん星が見てた