通り雨が止み空には 綺麗な虹がアーチを描く ごらん 無機質に立ち並んだ ビルもたまには景色に変わる 濡れたアスファルトが乾き 匂いが胸を焦がしてく 日々の忙しさに身を任せ 街の匂いも忘れていたよ… 車に乗って 鍵を回してあの場所へゆく 僕らだけの場所へ 切なくなって 泣きたくなって君の顔を見たら 何も言わず強く抱きしめ 言葉よりも大切な愛情を あなたに届けたい いつか見た同じ夕日 僕らの未来を 強く照らす 風が止まって 時も止まってテトラポットに 太陽が消えてゆく 静かになって 瞼を閉じて波の音が響く ずっと ずっとこのままでいたい… 星の数だけ人は出会い別れてく 失うのは怖いから 何も言わず強く抱きしめ 言葉よりも大切な愛情を あなたに届けたい いつか見た同じ月の光が 僕らを照らして 砂浜に夢を描いて 灯台の灯りが明日を示す 長く険しい道も笑顔を浮かべて 歩いてゆこう