とり残された ひとり あなたのいない部屋に 現実という言葉はなんて 淋しい響きでしょう ブランデーさえ 裏切るの 冷えた身体をあたためて あの人はまた ほほえみ残し 帰り道 急ぐのね 流れ星 あなたの瞳(め)に うつったでしょうか 願いはなんですか 口に出せない「もどって」 ひきとめられぬ恐さ 愛していると言ってくれない 聞けば終りになる 羽を休める かげろう 誰かのもとへ行くの 「しばらく逢えない」 いつものように ふりむきもしないのね 流れ星 うばいたい いいえ ただ別れる 強さがほしいだけ 私の愛は夜を舞う やがて傷つき 夜の果て だけどやっぱり祈ってしまう あの人の夢を見せて あの人の夢をみせて