冷でいいから おじさん注いで ついでにあたしの 話を聴いて あゝあいつったらさ 別れも告げず いま出た船に 乗ったのよ そうよ…おじさん このお酒 明日は独りの にがい酒 <♪> 海の男は 情なしかもめ その気もないのに くち先ばかり あゝあいつったらさ 口惜しいけれど やっぱり駄目よ 憎めない そうよ…おじさん このお酒 飲んで酔えない にがい酒 <♪> みなと屋台の おじさんだけよ あたしが涙を 流せるひとは あゝあいつったらさ それでも一度 女房になれと 言ったのよ そうよ…おじさん このお酒 夢の欠片よ にがい酒