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たとえば唄えなくなったら

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  • 2011.08.10
  • 5:00
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歌詞

いくつもの街を越えて いくつもの時を越えて 辿り着いた唄は 夕陽に 赤く染まって響く 消えていく「今」達が 全てを連れて消えていく 喜びも悲しみも 夜空の彼方 消え去っていく 誰かの空っぽがひとつ 乾いた風に吹かれながら 片隅で転がっている 気付かれることもなく また今日もこの街で ふるさとの唄を焚けば 寒がりな心達が黄昏 夜は静かに更けてく 帰れなくて泣いた 戻れなくて戸惑った 「いちばん大切な人は誰?」 どうか思い出して 花が咲き 花が散り 誰もがいつか 星になり 何ひとつ そう何ひとつ 同じかたちを留めない 誰かの落とした涙が 乾いたアスファルトに消える 「さよなら」も 言えないままで 行き場のない夢たち また明日もこの街は ゆっくりと生まれ変わる 数えきれないくらいの 孤独を静かに受け止めながら ガラクタも宝物も 真実もウソも全部 煌々(きらきら)と輝く光の中 答えは誰も知らない 昨日までの日々と 明日の狭間で いつだって そこだけさ 他にはどこにも行けない また今日もこの街で ふるさとの唄を焚けば 寒がりな心達が黄昏 夜は静かに更けてく 帰れなくて泣いた 戻れなくて戸惑った 「いちばん大切な人は誰?」 「本当に欲しかったものは何?」 「最後に帰り着く場所はどこ?」 どうか思い出して どうか思い出して

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