眠れない夜に聞いた物語が絵空事だとしたら 永遠を知るより快楽を求めて 今を悔やんでしまうのは ココロの深くに棲みついた 影から逃げるためだとしたら それでもあたしはあたしを愛していられるなら 半分に割れた太陽が朝を連れてきて 闇に慣れた神経をじわり刺激する 置き忘れた脳内はあえてそのままで シナリオの消えた物語だ 自由に自由に舵を取って もっと高くへ舞い上がって 決め付けた答えの裏側で泣いている あの子の声は聞こえない 感情なんてだれかの錆びた物差しで 測るものではないだろう だれのためじゃなくあたしはあたしが 今を笑うために傷を隠してる 少し枯れた声で絵空事を歌う 今ここにあるものがすべてだ 半分に割れた太陽でまた今日が始まる 物語の続きはこの手の中 愛されることが結末じゃないから 満たされるだけじゃ足りないでしょう 自由に自由に舵を取って もっと遠くへ鳥になって 自由に自由に舵を取って もっと高くへ星になって