愛してたんだよ 曖昧な距離にきっと 疲れてさ ねぇ 愛してたんだよ 目の前でただ笑う 僕のままいられたら 答えに喉を詰まらせた 焦ったい隙間 戯けて無理した笑顔に 願ってたよ 大それた舞台の上を 描いてみても ここに君はいない この胸の痛み忘れられたなら あんなに叶わない 恋は繭に閉じ込められたまま “さなぎ”のように 空を知らないんだね 気づいてたんだよ 会いたいなんてきっと気まぐれだ ねぇ 気づいてたんだよ 目の前でただ笑う 君のままいるんだね 心を見透かしてた君の 澄み切った瞳 優しい嘘に傷ついてさ 妬んでたよ 大層な舞台役者を 気取ってみても そこに僕はいない もう君に出会う前に戻れない 痛みの奥にそっと触れたら 必ず君がいるよ 忘れないよ 終わってしまう恋だとしても 変わらないまま愛してたいんだよ あんなに叶わない 恋だからもがき続けたまま まだ春を待つ 僕は”さなぎ”なんだ