昔々、神と人間が まだ飛べない天使だった頃 大波小波 小舟に揺られた はじめは死んでて 最後には生まれた おれはピカロ、ドン・ファン、 ナルシスの末裔 かつての英雄も悪漢もまるで いなくなった退屈な現代において 未だその名残を残している妖精 火山のマグマ火をつける煙草の 煙は龍になり空を彷徨う 火山ごともみ消す神の手 like マラドーナ それからどうなったんだ? 思い出したように 海がたわんで ベッドになって 眠る君の頬に 愛の印 刻むだろう 猿の背筋が徐々に伸びてきて まず人間に、次一本の木になった 綺麗な花、咲かせてさよなら るららるらら 枝振ってさよなら