なんてこった たったニ杯で 夢心地 違い国のふしぎな酒のせい へんなもんだ 酔っちゃいるけど 眠くない いかがわしく血がむずむずする 夜をうまくやりすごして 朝はなんとか起き出して おまえをつかまえるまで ながつづきしてくれるはず この効き目 あとはどこかに連れ出して 夜にいつかなだれこんで ふたりきりで たしなめぱ さめたあとの苦さまで 蜜の味 天地なんか ひっくりかえる 酔い心地 遠い国のふしぎな酒を飲めば どうしたって 恋しさにすら むせかえり もてあました血が むずむずする 夜のしじまに とけこんで 起きて でなきゃ ねころがって ふたりきりで 向きあえぱ 流れてく時のはざまが ウィンタする 話してようよ あてどもない 夢がたり 遠い国のふしぎな酒を飲んで 月の砂漠で らくだにふたり 金銀の瓶には とっときのアラビアのお酒 蜃気楼のオアシスめざし どこまでも どこまでも 呪文 くちずさみながら 気がつけぱ ぼっとしたまま めざめてる 遠い国のあやしい酒のせい なんてこった たった今知る 勘ちがい アラピアには 酒はないんだとさ!