逸れそうな夜 母(あなた)を見つめた 見送る姿は影を帯びてた 帰れないのは私のせいか ただ、まだ。 悔いた素顔 理想を並べ ねえ また動き始めてる 静寂と共に 守れないことは 間違いじゃないと 見送る姿に影を重ねた 霞む記憶に心隠した ほら、まだ ほどけないから ふいに灯す鼓動 夕べ照らす悟り 幾度願っても忘れられず 手を探り 声を撫で 今 例えば私が 母(あなた)の子じゃなく 他人と縁を繋いだとしても 見送る姿涙溢れた ほら、まだ ほどけなくとも ねえ消えないで ねえ消さないで どれほどの罪を感じたのだろう 失うだけの過去ほどけさせ ただ、いま。