何時かな 外の明かりから だいたいは見当つくから 時計もない部屋にカギをし 錆びついたサドルにまたがり 漕ぎ出した今日も一日 あたかもあるようなフリをし ハナから存在もしないオチに 緊張も緩和も感じずに 環八の渋滞横目に 急いでないのに一足先に 急な雨でも降らない限り ふらふらさまよう状況 単に 毎日変わりゆくはずの景色 確認なんて大げさにせずに 賑やかだったはずの商店街 本や映画にも無かった展開 だれかと話したい 朝まで踊りたい そんな発想自体 まるで並行世界 一足先に抜けだした僕と 交わる時にはつれない態度 「キミと会う日にはぬるい風が 危ういこの街を包み込むさ」 明日会えるかな 明日って明日かな 暗くなったら おうちに帰らなきゃ トンネルを抜けて見える景色は 過去には転送できない仕様? 同じスピードじゃ縮まらないな 出口も伸びてゆく はるか先に さまよって到着だ 目的地まであと少しだ 誰かの思考 情報も錯綜 狂った羅針盤 出発進行 ギスギス 軋んじゃってる 食料水分底をつく フラフラ こんな日々なら さまよう輪郭 触れない核心 体温は感じないな それ持ってるって気しないな 82キロの感情 質量反応 鈍ってやんの わかんない 覚えてもないなら ポンプで循環 必要な診断 クラクラ 冴えない頭に ごまかす反応 かえって饒舌 回らぬtongue 回りきってturn 慣れたらどうでもいいような会話だ リッスン 漏れてくる外の明かりから だいたいは見当つくから 夢の続きの混沌ばかり 頭の隅には渦巻く光景 トンネル抜けたら 昔と同じ そんなの信じる演技はよそに 出口と思えどまだ始まり 眩しいと逆に見えない明かり 40 50 60度 水温上げれば茹でガエル 氷で冷却蘇る ざぶんと入れば湯もこぼれる バカだねこんな急いじゃうなんて うっすら汗までかいて追いかける ヒントもくれずに逃げ出しちゃった 薔薇よりずっと美しい日常 だれかと話したい 朝まで踊りたい 交わることのない これが並行世界 追いかける自分自身の表情 希望をどこかに隠した態度 ハナから存在もしないオチに 緊張も緩和も感じずに