ひらひら翻した花びら ゆらゆら舞い沈み吹き上がる 水面に跳ね返るは麗らか 日差しが照りつける和柄 戯れ いとあはれ 宵に興じる春 梅枝に腰を掛け 張り上げる鶯 ひとえにちりつもれ 山の如く据える 心に己あれ 呼吸深く潜ませる 足音立てず忍び寄る Landa-landa-la 嗜み故口を付けた Landa-landa-la 身を売るより軽くなれた Landa-landa-la 抜け目切れ目に投げかけた 浮世離れ悟る最中 鏡越しが人に見えた 私語噤み 息留む 夜もすがら 祭る舞う 気色取るに色めかす 体たらくにむせ返る 爪を立ててねじかかる 知らぬ者程 のしゃばる 掻きむしる散切りの頭 音鳴らす文明の性 産み落ちる 心の殻 開け 閃け 音を鳴らせ鳴らせ Landa-landa-la 帯解けた暮れの最中 Landa-landa-la 喉枯らして乱れ果てた ピアスの穴流れ出す 唐紅思い出す 名楽園想い馳せ 中村遊廓に春