ここで会えてよかった 誰も来ないと思った 遠い夜のなかを迷いながら どうにかここまできた ふとしたときに涙が 画面のむこう できるだけ 目をそらさないようにして 世界をうつしだすことができたら 誰かが微笑んだ 全部夢でよかった いつか醒めるはずさ ひどい瓦礫の山も まぶしい朝日とともに やりなおせるさ 夢じゃなかった いつのまに私たちは 時間になり忘れてしまうだろう あふれるほどの怒りを できるだけ 目をそらさないようにして 自分をうつしだす 笑いながら 泣きながら みつけた 水面に差し込んだ 光が揺れていた いま あなたがいてよかった