緩くなるズボン 癖になっていくよう 自己肯定感が乱されていく 指先 画面越し 文字で途絶えていく 僕の脈が何か言いたげに 目を閉じた 無数の「 いいね 」よりも たった1つの「 ひどいね 」が重くて ひっくり返される情景 強気なチキン共め たったひとりのひとつの なんでもないその言葉が 心ごと すり減らすロックンロール 会ったこともないくせに たいして僕を知らないくせに 怯えながらも笑うフィルター 誰も見えない夜 自分だけに降る 痛い雨に打たれた僕は 飯の味はしない 眠れるわけもない かたや 君は楽しそうだね 好きな子と話す1秒より そのお経じみた1秒が長い 気休めのスルースキル 守りたいものがあるんだ タッタッターゲットを定めて バッバッバンと轟かせ ドヤるおまえに跳ね返るビービー弾 「いいことしたらかえってくる」 「わるいことしてもかえってくる」 神様はちゃんと見てるんだ でも 気にしないとか無理ムリむり 他人事でしょハイハイハイ 多勢に無勢 だっせえ 何様? 所詮 僕らも人のお子さま 気にしないとか無理ムリむり 綺麗事ならバイバイバイ 少しの愛 なんでもないその言葉が 愛されたい誰かのこと たかがソレだけで されどソレだけで 言葉にいつも 潜んだバケモノ