現実を見たいだけ 楽にして欲しいだけ 両まぶたにバツの印 ドクターは言いました “悪魔”は今日も笑っている? 最後にそれを確かめる 揺いだカーテン サインする手は震えた 僕は依存症になった 君という名の後遺症 付け回さないでくれよ 形のない温もり その手は幽霊か それとも冷たい火傷 誰にも罪なんてないさ 君を映すこの眼が悪い 抱えた膝がね 離れなくなる 泡沫 まほろば 曖昧 夜明け その細い首を締め付ける 悪夢を見てしまった 荒んだ部屋中に 笑い声が響いた 大好きだった 笑い声だったのに 僕は依存症になった ドクターに渡す同意書 二人で分け合ったメモリー いつからか僕だけが 大人になっていた それでも君は笑っていた 首を傾げないでくれよ 理解なんて出来やしないから コメカミのずっと奥が痛む 疑心 消えろ消えろ 何度 唱えただろう 神格化してたのは僕だ ゆえに神殺しの罰を受けよう 現実を見たいだけ 楽にして欲しいだけ 両まぶたにバツの印 ドクターは言いました “悪魔”は今日も笑っている? 最後にそれを確かめる 点滴の雫が落ちたら 夢を見るだけ 僕は依存症になった 君という名の後遺症 付け回さないでくれよ 形のない温もり その手は幽霊か それとも冷たい火傷 誰にも罪なんてないさ 君を映すこの眼が悪い 悪い 押し潰されていく心と体 ドクターお願い 右目を還して 左目を還して あの日に還して お願い