都会暮らしに ほとほと疲れ 故郷(くに)へ帰ると 心を決めた 昔なかった新幹線が 北へ向かってひた走る 津軽へ 津軽へ 津軽へ 稲妻よりもなお早く。 夢をなくした訳じゃない 夢は津軽でやり直す お岩木山の ふもとの村で 母は今でも リンゴを作る 死んでしまった 親父の分も 俺がやさしく してやるべ 津軽へ 津軽へ 津軽へ 親孝行を手土産に。 雪の降りつむ 冬の夜は 母とコタツで語ろうか 駅で止まって お客が乗って お国訛りの ああ懐かしさ 俺の居場所は もう迷わない 生まれ故郷の 空の下 津軽へ 津軽へ 津軽へ 夢もあらたに 生きてやる。 汽車よはばたけ 闇を抜け 行こう 銀河のかなたまで 津軽へ 津軽へ 津軽へ 夢は津軽でやり直す