一羽のカラスが羽ばたく不気味な空 見上げてる虚ろな目 腐敗した少年は今 終わりを感じたくて 命を感じたくて たまらなく孤独な霧がかる 枯れ葉に埋もれた墓石の街で 夜闇にまぎれ孤独にも慣れて 寂しさも感じられなくて ただ腹を空かしてふらりふらふらと 痛みさえ許されない 腐敗した少年は今 愛されたいと願い 愛される事に怯え 逃げ込んだ暗がりで 息を潜めてる 毒りんごをかじって 終わりを感じたくて 蘇る命はもう 命を感じられない 籠の中 毒りんごをいれ 禁断の呪文唱えた少女 永遠の命 この身に宿し 霧を彷徨い続けた 箒にまたがりふわりふわふわと りんごをかじって 命を確かめていた 愛されたいと願い 愛される事に怯え 逃げ込んだ暗がりで 息を潜めてた 空を見上げる少年がいて りんごを落とした少女がいる 出会う事ない二人が 同じ鼓動を刻んだ 生きる意味を探してた 同じ命が動きだす 『ここから出して』 終わりのない夜から逃げて 大丈夫 痛みなどもう感じられないだろ 汚れてもかまわない その姿で生きるべきだ 感じないはずの痛みが 胸に感じた気がしたんだ