さよならまでの短い旅 二人は始める… もうおしまいかな って彼が言う ビルディングの森 すり抜けてく高速道路 季節外れのツリーのような タワーをかすめて さよならまでの短い旅 二人は出かける 君は元気でね って彼が言う 頷いたことに彼は気付いただろうか 楽しかったな どんな事でもできそうな気がした そんな季節を 全部一緒に二人で過ごした 君に出会えて 少しだけやさしくなれた 本当なんだ 本当だった そしてこんなに こんなに 悲しくなった 想い出が遠ざかってく 何にも見えなくなってく 「僕達、どこで間違えたんだろう」 問いかける彼の影がシートで揺れた 笑い合って走った頃の 二人ならきっと 互いの胸の悲しみを 振り切れたのに 君に出会えて 少しだけやさしくなった 本当なんだ 本当だった だけど心は 心は 悲しくなった 想い出が遠ざかってく 何にも見えなくなってく もうおしまいだね って彼は言う ビルディングの森 すり抜けてく高速道路 季節外れのツリーのような タワーをかすめて さよならまでの短い旅 二人は始める