明日へ続く坂道の途中で すれ違う大人たちはつぶやくのさ 「愛とか夢とか理想も解るけど 目の前の現実はそんなに あまくない」って つまずきながらも 転がりながらも カサブタだらけの 情熱を忘れたくない 大人になれない僕らの 強がりをひとつ聞いてくれ 逃げも隠れもしないから 笑いたい奴だけ笑え せめて頼りない僕らの 自由の芽を摘み取らないで 水をあげるその役目を 果たせばいいんだろう? 何度も繰り返した失敗とか 大きく食い違った考えとか 僕らの基準はとても不確かで 昨日より何となく歩幅が広くなった 背伸びをしながら 打ちのめされながら カサブタをちょっとはがすけど 答えは出ない 大人になりたい僕らの わがままを一つ聞いてくれ 寝ても覚めても縛られる 時間を少しだけ止めて せめてふがいない僕らの 自由の実を切り取らないで 赤く熟すその時まで 悩めばいいんだろう? 〈♪〉 大人になれない僕らの 強がりをひとつ聞いてくれ 逃げも隠れもしないから 笑いたい奴だけ笑え せめて頼りない僕らの 自由の芽を摘み取らないで 水をあげるその役目を 果たせばいいんだろう?