そっとまわり始めた 雪模様 恋するもよう 「おはよう」「おはよう」 眼で挨拶 混雑 改札 一粒のしあわせ ニットの手袋に舞いおりてくる 冬の結晶 今朝も寒いねという 凛とする 「大好きだ」が 散りばめられている街に 輝いて降りつもる 今はまだ おたがいの温もり確かめあうような秘密で そっとまわり始めた 雪模様 恋するもよう 何かを問うような空気 感じた いつでも答える 純粋な気持ちを 無垢でいるため とぎすまされて私は 遠くで きみを想い 透明になっちゃいそうだよ 「大好き」と伝えられるためにあるの この体 この心 街路樹を氷のモザイクが飾る下をゆく 決めたの 今日こそ 今日から きみと手をかさねよう 雪の模様 恋する模様 もしも次につかまえた結晶が 欠けてないなら ふるえないで好きと言える 「大好きだ」が 散りばめられている街に 輝いて降りつもる 降りつもる 「大好き」だと伝えられるためにあるの この体 この心 街路樹を氷のモザイクが飾る下をゆく 決めたの そっとまわり始めた ゆく模様 恋するもよう