西日を目掛け走り抜けてくこの道を 焦燥感に揺られうなだれた心が 最悪に塗り潰されたこの毎日を アクセルを踏み込んで振り 解こうとしてる 忘れないように でもそれは切なく砂のように 零れ落ちた記憶 弱さに負けた過去が頭を踊り出して その声はいつもそばにいた 愛しさを家路に歌うよ 「ありがとう。また会えたね」 二条駅前の夜明けに交わした言葉は もう明日には 体に溜まった酒と共に 抜け去って何も残っていなくても 消え去っても また思い出すよ 消え去ってもいいよ 共に見ようと約束した景色が 俺達には沢山あるんだ 夜が明けるまで語り合った夢を 死なせない 逆境に負けるなと 教えてくれたのはお前らだったから ずぶ濡れの心を強く絞って 目の前の闇の中にヘッドライトを 灯そう 幸せを噛み締める今を歌いに行くよ 笑い合えたなら どんな過去も宝物だよ 幸せを噛み締める日々を 歌いに行くよ この先の俺は今の俺を 抱いてくれるだろう