かげろうの夕を待ち 夏せみの春と秋 知らぬもあるぞかし つくづくと一年(ひととせ 暮らす程だにも こよなうのどけしや ココに執着をしてしまえば 終わる頃にははかない一夜 あます ことなく 埋め尽くす 気づく間もなく 心を焦がす 逃げる場所などなく立ち尽くす そこはかとなく 崩れ落ちる ここにも疑いの目 どこにもない救いの手 やらないならどいてて また誰かがココを汚すまで 待ちぼうけ 治外法権 知らないふり 知ってる当然 やがて遅れをとりもどすかのよに 古くさびれた炎を燃やす かげろうの夕を待ち 夏せみの春と秋 知らぬもあるぞかし つくづくと一年(ひととせ 暮らす程だにも こよなうのどけしや ココに執着をしてしまえば 終わる頃にははかない一夜