最後の一口、 ふかふかな方のまくら 「全部あなたに、 あげるからまた恋をしよう」 なんて言ったらあなたは どんな顔をするの? きっと困ったような表情で 可愛いまゆげしかめて 終わった恋だとそこで知るの 寂しさを夜に飛ばす 大人のシャボン玉吹いて 思い出の泡が目にしみた 痛くて痛くて お願い神様私の記憶を消してよ なんて思えるわけ ないじゃんないじゃん 静かな部屋に降り 積もる灰色の雪 きっと私は、季節外れの蛍 「ねえ私のどこが好きなの? 挙げられるだけあげてみて」 「多分本当に大切なものには 理由なんてない 言葉にしてしまったら それがなくなった時きみの 事嫌いになる」 嘘つきフィロソフィ 寂しさを夜に飛ばす 大人のシャボン玉吹いて 思い出の泡が目にしみた 痛くて痛くて お願い神様私を連れていってよ 小春空のあの日へ この煙の行き先が 幸せでありますように さよなら最後の贈り物 どうか届いてよ 二人灯したロウソクの今火を消すね 甘くて苦いシガー さよならずっと ああ朝日が綺麗だな