小さな頃に数え切れぬ程 見てた雲かき分け空飛ぶ夢 いつの間にか 見なくなったのは 諦め上手な大人になったからか オレンジ色に照らされた海 水面が煌めいて 足元に迫った波に飲まれないよう 裸足のままで踏ん張っている 思いっきり羽を広げたなら 飛び立とう 今からはさ 夢の中じゃなくて この現実(せかい)で 過去もそう未来も この背中に全部乗せ ほんの少しの風で 何万キロも先へ 向かって進める 自由は見えてくる どんなことも無邪気に笑って 生きてたあの日には戻れなくても しがみついて 手放してやらない 諦め悪いくらいがちょうどいいだろ 薄墨色に覆われた街 ビルの隙間に見える 影が映し出した希望のシルエット 焼き付けたくて なぞってみる 何度だって羽を落としながら 生まれ変わる これからはさ 夢眺めるだけの僕じゃない 見慣れた景色に 見送られながら行こう ほんの少しの風で 何万回も空へ 飛び立ってゆける あぁ、砂浜に描いた 想いを波が消し去っても その度書き直す この青い空が続くかぎり 思いっきり羽を広げたなら 飛び立とう 今からはさ 夢の中じゃなくて この現実(せかい)で 過去もそう未来も この背中に全部乗せ ほんの少しの風で 遥か遠くへ 何度だって羽を落としながら 生まれ変わる これからはさ 夢眺めるだけの僕じゃない 見慣れた景色に 見送られながら行こう ほんの少しの風で 何万回も空へ 飛び立ってゆける 空が続く限り