あなたが現れた世界は まるで電車の窓の景色の うつろい 誰とも比べられないよ ただひとりだけ 心奪われたの 遠くを見つめてる あなたの瞳は テールランプに照らされて 輝いて見えてた それだけでよかったのに 心にたまる 名前のない想いが 答えのない夜を また締め付ける あなたが自分を愛せる あなたになれたら... 星に願ってしまうほど それが幸せ あなたは海に浮かぶ月 風にざわめく水面に揺れる光 無慈悲に投げ入れられた 小石に今も怯えているのね 誰よりも近くて もどかしいほど遠いの 息をするようにこの思いを 言葉に出来たなら あなたの一部になれるかな 心にたまる 名前のない想いが あの日の決意さえ惑わせるけど 私が本当の私で いられるのはそう あなたのそばで笑っていられる時間 うつむいた その肩を そっと抱き締めたい これが愛だと叫べばいいの? この身に宿る 行き場のない想いは 今も 人知れずに 胸焦がすけれど このまま 終わりのない愛に 生きられるのなら たとえ叶わなくてもいい それが幸せ