見慣れた交差点 歩き慣れた細道 面影探しても 遠い昔の淡い記憶 ありふれた会話も 思い出のあの場所も 通り過ぎる日々が 過去へと運んでしまった どれくらいの想いが あなたに届いていたんだろう 曖昧な言葉は 届くはずがないから にぎりしめた温もりが まだ夢の中から 消えなくて きっともう 届かない 茜色の 夕焼けの中で 忘れない日々の 思い出をたどって 色を変えた街を ただ1人見つめてるだけ どれくらいの想いで 名前を呼んでくれたのかな まっすぐな言葉は 届いてたはずなのに 今日もとめどなく 過ぎてく 色褪せたままの 思い出を 切り取った星空 あの日の空 見ているみたいで 開いた大きな花火が綺麗すぎて 思わずあなたのことを見つめたけど 今はもう 隣を見ることが怖くて 夜空が滲んでしまう 君の目に映る景色を ただ隣でずっと 見たかったよ つぶやいた一言 夜空に吸い込まれていく にぎりしめた温もりが まだ夢の中から 消えなくて きっともう 届かない 滲んでいる 夜空の向こうへ 沈んでゆく あなたの面影