見上げた星空に一つ 落ちるものを見つめている 何処から雲が湧くかなんて 分からないから傘を持っていく 見たこともない綺麗な箱があったら 開けてみたくなるでしょう ハッピーエンドなら いくらでもあるよ 果たしてどれが真実? 甘く熟した果実を 一つだけ君にあげる 右手に隠した温もりに気づいてよ そっとここに囁く 行く人 皆スポットライトばっかり見てる 夜の十文字 丸めて 放り投げるならば 風に飛んでいくちり紙でいい 代わりなどいくらでもある世界で 誰にもなれないまま もがいて 抜け出して 辿り着いたら 果たしてこれは真実? 光の窓を探した 陽の昇らない都で 飲み込んだ針の鋭さに気づいたら そっと唾を飲み込む 外はきらきら 足はふらふら おぼろに揺れて 凝らす目の先 ギリギリの歌 ここで止まるはずはないから 甘く熟した果実を 一つだけ君にあげる 覆るスカイライン ねぇ 愚かな僕を惑わせないで 甘く熟した… 君にあげる 右手に残したもの 失くさぬように そっとここに飛び立つ