春の風と花びら手をつなぎ 空に消えた頃に 張りつめていた気持ちに 隠れていた寂しさ 大きくなった 走るスピード よく分からなくて 気づけば足はからまってばかり 帰り道 コンビニ立ち寄って 空しさまぎらわす 空が泣くから 押さえてきた心の涙 溢れだす しおれかけた花にそっと 涙のしずく落とせば ほら、もう一度咲ける 前よりキレイに いつもの駅へゆっくり歩いた 雨上がりの小道 水たまりには のぞいた私と 大きな虹のアーチ 道端に転がる石のように 小さな幸せは そこら中に溢れているよ それに気づける 人になりたい 空が笑うから 忘れていた笑顔が自然にこぼれた しおれかけた花にそっと 笑顔の陽ざし注げば ほら、もう一度咲ける 前より輝いて 笑顔や涙は 私を育ててゆく