この部屋の窓からは沈む夕日が見える いつもと同じように太陽も俺も無口だ まじめに今日を生きた夕日を見送るだけで 無気力なこの部屋にどうしようもない夜が来る 何が欲しい何処へ向かっていたのかさえも 辿り着く前に見失った忘れてしまった こめ部屋の窓からは沈む夕日が見える 頬杖ついたまま戻らぬ今日を眺める この部屋の窓からは様々な表情が見える 手をつなぐ母と子背中を丸めたじいさん 希望も野望も強がりも底をついてしまいそうさ 守り抜いて来たものが今じゃまるでガラクタ この部屋の窓の向こうで精―杯の世界が生きている よろめき泣きじゃくりそれでも世界は生きてる 抜け殼になりかけたこの俺とどこまで行こうかな 夕焼けに照らされて戻らぬ今日を眺める 戻らぬ今日を眺める
