茹ですぎないように タイマーをかけたのに 話し始めたら すぐに忘れちゃう 君はスマホを見て 私はため息ついて 時計の針だけが 黙って進んでる ソースの香りが ゆっくり広がる部屋 だけど私の言葉は どこへも届かない 「ねぇ、ちゃんと聞いてる?」 そう言った横顔は 遠くにいるみたいで 少しだけ切なくて 変わらないままの気持ち(気持ち) 伸びてしまう前に(前に) この想いを伝えたくて だけどうまく言えない パスタが伸びる前に(前に) 君の目を見ていたい(いたい) あたりまえの時間の中 本当の私を知って テレビの音がただ 静かに響いてる 並んだお皿の影 少し歪んで見えた こんな風にいつか 少しずつ変わって 気づいた時にはもう 冷めてしまうのかな こんな風にいつか 少しずつ変わって 気づいた時にはもう 冷めてしまうのかな 変わらないままの気持ち(気持ち) 伸びてしまう前に(前に) この想いを伝えたくて だけどうまく言えない パスタが伸びる前に(前に) 君の名前を呼んだ(呼んだ) ありふれた一瞬さえ いとおしくて 壊したくない フォークをくるくると 回して遊ぶ君 そんな姿さえも 愛おしく見えるけど 「好き」と言えばたぶん 笑ってくれるけど それだけじゃ足りない 心の奥の声 変わってしまうのが怖い でも伝えなきゃいけない それだけじゃ足りない 心の奥の声 変わってしまうのが怖い でも伝えなきゃいけない パスタが伸びる前に(前に) 言葉にできるかな(かな) この想いがほどける前に 君に 君に届けたい
