その日暮らしの言葉で 波風を立てたつもりの 耳飾りだけの海豚が のらりくらり餌付いてる 何度も胸の影を踏む 遥か頭上の灯り 来週は何処に行こう? 「そのまま何処かに消えろ」って 届かないのに言う 世界の何処にも未辺らない 腸に咲く火を伝って 揺蕩う声に喉が焼けてしまう 隠してるだけで歪な 喜怒哀楽のハーモニー そいつを辿った足跡に 踊るように銀を撒いて 貽したいんだって 悪夢の数だけ浮かんでは 同じぶんだけ地面に落っこちた 屍の上を君と歩いた あの灯り もしかして泣いてたのかな そんな風に思えるように綺麗な頬 三日月が良く似合う絵空事 欠けたまんまの君のことを わかりたいなんて今日も 思っていいかな 耳飾りだけの海豚でも 波風を起こせなくても その日限りの言葉だと のらりくらり詩っても