吐息も凍る 月の夜 マンモス団地に足音が 今夜も私 待っている 片手にカッター 忍ばせて 女ひとり 早足で 帰るのを 待っている うしろから 足音を消して カッターで 首を切り裂く 悲鳴無く 血がふきだし 女はふるえ 快楽にひたる 誰も知らない 隠し場所 赤く 大きなかたまり 大好き 私のお友達 夜の団地 凍りの都市 肌は青く 黄色い悪臭 胸は おしつぶされそう のどの奥が 逆流する 血液が 滝のよう だれか 早くたすけて 身体 狂いそうなの だれか 早くたすけて 頭われそうになる 早く 大人になりたい パパもママも知らない 早くママ ママ起こして 早く悪夢よ 消えて 早くママ ママ起こして 早く悪夢よ さめて・・・