夕暮れ沿い走っていく 自転車に乗った エイリアン どうでもいい噂話 尖った耳には届かない 前についた触覚は トンボと戯れるためにあるの Baby 秋風に ホニャラカ星の吐息を混ぜるのさ 最先端の音楽も ハイテク家具の魂胆も 何も知りやしないが 木の痛みや スズメの歌が聞こえてる 橋の下に隠した メタリックブルーのU.F.O.が住処 Baby 秋風に ベトナム産の煙草をふかしてた 何もかも正確な世界を愛せないよ 不器用で この世界に馴染めなくて 誰かのシナリオなんて ウンザリな 君が好きだよ たどり着いたこの星で 抱きしめてしまいそうな夕暮れ 何気ない朝の風景 退屈な 毎日だけど 美しく 生きている 街にはビルが建っていく 鳥たちは今日も鳴いている 河川敷眺める 大人たち 公園になるとの噂らしい 黒い絵の具を足しては 今を塗りつぶして 世界は変わるけど Baby 君はまだ 遠くの星で笑っているの? 忙しない毎日じゃ涙も流れないぜ どうやっても もう過去には戻れはしないよ 誰かのシナリオ通り 変わってゆく この街の隅 止めどなく輝いて 引き込まれてしまいそうな夕暮れ どこまでも 照らしたムーンライト いつまでも 変わらないもの 君が教えてくれた つまらないことくだらないこと 言葉にする前に消えちゃうもの 満員電車に詰め込まれたって 割れちゃわないように守る風船 公園の給水機の味を いまだに覚えているんなら あいつにきっとまた会えるはず 狂った星だってもう大丈夫だよ 不器用で この世界に馴染めなくて 誰かのシナリオなんて ウンザリな 君が好きだよ たどり着いたこの星で 抱きしめてしまいそうな夕暮れ 何気ない朝の風景 退屈な 毎日だけど 美しく 生きている