永く永く届けと乞いし 空に舞ふ想 ひ何処に いずれ散りぬ花火にさへ灯すのは 罪でしょうか 涙と共に帳が落ちる 夕蝉の音に恋 時雨 長夜にはまだ少し遠くて もどかし くそっと微睡む 足下揺れる火を 隣で眺めたあの日 はもう... 永く永く貴方を乞ひし 空に舞ふ想 ひ何処に やがて消える花火にさへ惜しむのは 罪でしょうか 淡く淡く千切れた恋を 空に謳うほ ど切なく いずれ去りぬ貴方にさへ届かぬは 罰でしょうか 渚を包む夕暮れ時に 染まる頬紅恋 しくて 「明日は清か」と別れ日和に 共に 見上げた斑雲 -卯の花に寄り添ふ蝶は想ひ人 宵 に紛うて消ゆ定かな- 永く永く貴方を乞ひし 空に舞ふ想 ひ何処に やがて散りぬこの身にさへ惜しむの は 罪でしょうか 淡く淡く途切れた恋を 空に放つほ ど愛しく いずれ去りぬ貴方に今届くのは 何 でしょうか 幼き日々に隠した嘘を 咎めること に意味はないのに 何故この胸は締め付けるのか 貴方 と過ごしたあの日はもう... 永く永く貴方を乞ひし 空に舞ふ想 ひ何処に やがて消える花火にさへ惜しむのは 罪でしょうか 淡く淡く千切れた恋を 空に謳うほ ど切なく いずれ去りぬ貴方にさへ届かぬは 罰でしょうか