無人の教室、付箋の隅に 最終列車の時刻を記した 借りてたペンは返せないままだ さよなら最終回もう来ないよ残念だ 雨漏りでバケツいっぱい 校庭は大きな水溜まり 新品のジャンバーは びしょ濡れのままだ 風邪をひいちゃうな君みたいに 夏が終わる頃、僕は手を振るよ 夏が終わる頃、君とさよなら もう懐かしいくらいだ あの全然良くない映画の 電線を伝う水が アスファルトを塗り尽くすシーンは ここにもあったんだよ 期待外れの雨だ 社交辞令な言葉を並べた 最後の手紙に 涙は情けないな ひとつ、ふたつ過ぎ去った日々の 存在証明はどうしようか 考えたままシャッターを切った 本当の想いは エンドロールに込めるんだ 僕だったら 1秒前にも戻れないなら 昨日を映すのは もう終わりにしようよ 夏が終わる もう懐かしいくらいだ あの全然良くない映画の 電線を伝う水が アスファルトを塗り尽くすシーンは ここにもあったんだよ 期待外れの雨が エンドロールにみえた