幽霊は登校日通り 学校で炭酸を供し 対面は渋面な教師 采配は曖昧で難儀 制汗は香水のように 陶酔と再考を要し 知らない 見えない その平行線でハッカめいた校庭 ほんの一回と誓った 罪と罰は酔狂と違った 妙な状況を笑った 僕は上手くやったつもりだった 今 愛は宗教に歪んだ 君の解に縛られた数秒間 「誰もここにいない」 その夏は 透明すぎて縋ってしまった 清廉な君 シロップみたい 誰も優等生の 穿った回答 表裏 容疑 語らない 踊るように 夏学的表裏 夏学的表裏 夏学的表裏 ただ惑う夏 波のように 蝉のように 満ちる 掻き回し溶けてく 君の病理? 僕の狂気? ゆれる 口の中 奥底まで ほんの一解答 誓った 罪と罰は垂拱と違った 妙な常況を嗤った 僕は上手くやったつもりだった 今愛は秋興に歪んだ 君の怪に縛られた数秒間 「誰もここにいない」 この夏は 透明されど濁ってしまった 正解は君の 発句次第 僕が劣等生と 妬んだ数秒 表裏 容疑 饒舌に 今が 透明すぎて縋ってしまった 清廉な君 シロップみたい 誰も優等生の 穿った回答 表裏 容疑 語らない 踊るように 夏学的表裏 夏学的表裏 夏学的表裏 ただ惑う 夏らしく