掌の上に合成された点描の世界 希望も絶望も全て絵空事 白か黒か ゼロかイチか 極論グラデーション 浮かぶ笑顔だけが中間色 切り取られた街の天を彩るのは 艶やかなサイン 控えめな星を遮り自己主張する 鮮やかな光 ああ、でも、 鋭角的な強い力は 闇を更に深くする 縁取られた地図の上に張られた 糸手繰っていけば 時も場所も選ぶことなく魅惑的な アナタにあえる ああ、でも、 告白したアイの返事は (^^)の顔文字 放り出された六本の道 迷いの森の中 脂肪にまみれたバベルの塔が嗤う 神を気取り 高笑いでカネをならしてみても しょせんタヌキの腹鼓 胸に秘めた想い込めて矢を 放ってみても ホログラムの月 逃げていくだけ 明かりけして囁き合う台詞は常套句 さめた風・・・ 掌の上に合成された座標だけの世界 野望も欲望もどこか他人事 白か黒か XかYか 極彩グラデーション 浮かぶ涙だけが中間色 浮かぶ笑顔さえも くらい