月凪プレリュード

歌詞

寄せては返す波の音が 心のノイズを攫っていく 一人きりの砂浜、月明かりだけが 私の影を長く伸ばしてた 言えなかった言葉たちが 泡になって弾けて消える この広い世界の真ん中で 迷子になったような気分だった スマホの光を消してみたら 満天の星が降ってきそうで ちっぽけな悩みなんて全部 吸い込まれてしまいそうだった 無理に笑うことはないんだよって 風がそっと頬を撫でた気がした 涙が一粒こぼれたら 少しだけ心が軽くなった 深く、深く、息を吸い込んで 海の蒼さに心を溶かす 大丈夫、私はまだちゃんと ここで呼吸をしている 静寂の海に浮かぶ月のように 今はただ静かに光っていたい どんなに深い闇の中でも 自分を見失わないための道標 焦らなくていい、急がなくていい 私のペースで歩き出せばいい 夜明けはきっとすぐそこにあると 波音が教えてくれている 水面に映る歪んだ月も 私にとっては真実の光 完璧じゃないこの世界で ありのままの私で生きていく 思い出の貝殻を耳に当てれば 遠い日の笑い声が聞こえる 失くしたものばかり数えていたけど ちゃんと此処に残ってるものもある 当たり前じゃない奇跡の上で 私たちは生きているんだって この海の広さが教えてくれた 感謝する気持ちを忘れないで Silent night, lonely night 心の声に耳を澄ます 大丈夫、君は一人じゃない 見上げれば同じ月が見える 過去の痛みも未来の不安も 優しい波が洗い流す 大丈夫、全ては繋がっている 静かな夜がくれる Answer 冷たい砂の感触が 私がここにいることを教えてくれる もう怖くない、顔を上げて 水平線の先を見つめる 静寂の海に浮かぶ月のように 今はただ静かに光っていたい どんなに深い闇の中でも 自分を見失わないための道標 焦らなくていい、急がなくていい 私のペースで歩き出せばいい 夜明けはきっとすぐそこにあると 波音が教えてくれている この広い空の下、同じように 夜を越えようとしてる誰かがいる そう思えたら不思議と勇気が湧いた 一人だけど独りじゃないんだ 靴を脱いで裸足になってみる 波打ち際を歩いてみよう 冷たさが心地よくて 悩みなんてちっぽけに思えた この夜が明ける頃にはきっと 昨日より少し強くなれる 信じる力が私の中の 一番綺麗な宝石なんだ Starlight, moonlight, guide my way 迷子の心、照らし出して 凪いだ水面に映る未来 信じてみたいと、そう思った 過去は変わらない、でも 物語の続きは描ける この手で、私の色で さあ、新しいページをひらこう 満ちては欠ける月のように 私の心も揺れ動くけど それでも変わらない光があること もう私は知っているから 静寂の海に浮かぶ月のように 今はただ静かに光っていたい どんなに深い闇の中でも 自分を見失わないための道標 焦らなくていい、急がなくていい 私のペースで歩き出せばいい 夜明けはきっとすぐそこにあると 波音が教えてくれている