風が吹く夏の夜 君の声が聴こえた気がした 幻の中の笑顔 今も僕を溶かしてゆく 記憶の時計は止まったまま 怖くないと笑った君 さよならさえも言えなかった 夜に溶けていく想い 花びらは心に散りて 壊れてしまう夢の中で 甘い記憶に指を重ね 指切りをしたあの日に帰る 遠い日の言葉は 雨に滲んで消えるだけ 触れられないその手 たどり着けない答え でも僕はこれからもきっと君を 探していく さよならさえも言えなかった 凍える夜の囁き 断ち切れない想いだけ この胸に残したままで 桜舞い散る空の下 僕は夢の中にいる 遥かなる刻を超えても 君はまだあの日のままで 愛しさに手を伸ばし 響き続ける歌は 色褪せることのないまま 名を呼ぶ声は風の中で
