ハンドルを握りしめる横顔を バレないように横目で見つめた 相変わらず雨の渋滞 このまま帰れなくていいのに ラジオから聞こえる love songまるで 今の私の心鏡に映したみたいで 「この曲いいよね。」って ボリュームを少し上げた 次いつ会えるの? 明日はどうしてるの? 聞きたい事は溢れているのに 全部喉に詰まって ため息に変わる 情けない程待ってる私 抱きしめてくれたらいいのに 触れるだけじゃ物足りないよ 紳士ぶられたって 嬉しくなんかない それとも単に友達同士なの? 思いきりその胸の中で 息が苦しくなる程強く 抱きしめられてみたい 長いキスと共に 今こんなにもあなた求めてる 助手席で もしかして全部見透かされた上で 私をからかっているの? 慣れたように頷く声が 心にブレーキかける 握ってほしくて 出してた手をポッケに 戻しながらもう一度見つめた 気づかれたいのか 気づかれたくないのか あやふなまま動きだした道 こんなにすぐそばに居るのに こんなに好きになってるのに 言葉に出来なくて それじゃ届かなくて 傷つく事が今ホントに怖いよ わがままで勝手なんだけど あなたの口から聞きたいよ 信号のたびに 家に近づくたびに 焦ってるのは多分私だけなんだろう 抱きしめてくれたらいいのに 触れるだけじゃ物足りないよ 紳士ぶられたって 嬉しくなんかない それとも単に友達同士なの? 思いきりその胸の中で 息が苦しくなる程強く 抱きしめられてみたい 長いキスと共に 今こんなにもあなた求めてる 助手席で エンジンを止めて 時間を忘れて