夜中の嵐に起こされて 目が覚めるまで眠りたかった はだかに惚れた戸惑いも おとこを迷わす穴の中 檻ごしにこう言った あどけないままで 俺の意思は決して くじかれることはない 面会謝絶の生命力など 嗚呼 雨に打たれたとでも思へ まるで死人みたいな顔色で 嗚呼 雨に打たれたとでも思へ 血だまりの中浮かび上がる 死体を抱いて眠りたかった まぶたの奥で涙する 悔し泣きなどするもんか くわえた煙草の火が一瞬消えても 俺の意思は決して くじかれることはない 面会謝絶の生命力など 嗚呼 雨に打たれたとでも思へ まるで死人みたいな顔色で 嗚呼 雨に打たれたとでも思へ しっとりぬれた美しい恋よ 俺の心を掻きたてるように 嗚呼 磨きのかけられた行き詰まりなど 嗚呼 雨に打たれたとでも思へ 致命的すぎるおまえの過ち 嗚呼 雨に打たれたとでも思へ