異世界の香りがした 日常の外で 君は小さな羽を開いたり たたんだり 醜い顔 隠してた 誇張されてきた 君の噂のかけら ひとつずつ拾う いないから憧れて いたら ちょっと冷めて だらしない普段着で 柵を越えて飛び出した 楽しい嘘ばかり 追いかけていたいのに 悲しい嘘ばかり お仕事になっていくよ 見透かして遠回り また今日も空振り 誰かが 指さして笑うけどさ あなたを探してしまうよ 目覚めても夢見ていた デタラメの海で いかにもな証拠を集めていたんだ 「鋭い牙が生えてた。」「赤い目をしてた。」 食いつきそうなネタ 冷や水をかけるデマ いるか いないかじゃなくて 遊んで こじつけて からかいつつ本気で 暗がりへ走り出していった 可愛い嘘なのに 誰かが傷ついたり 最低な嘘なのに 誰かを喜ばせるよ 嫌がって遠回り また今日も空振り 馬鹿みたい 力なく笑うけどさ あなたを探してしまうよ 正しい事ばかりを信じていたはずなのに 信じたい嘘ばかりを信じてたんだ 馬鹿だね 楽しい嘘ばかり 追いかけていたいのに 悲しい嘘ばかり お仕事になっていくよ 見透かして遠回り また今日も空振り 誰かが 指さして笑うけどさ あなたを探してしまうよ