雨が降っているから 傘を買いに行けないと言い 雨が降ってなければ 傘は必要ないと言う 言い訳探しては 誤魔化し生きてたんだ そのたびに何かが ますますぼくを遠ざけて 足取りは重くなってたんだ 本当はイヤだったんだ こんな今の自分なんて キラいキラいキラい 本当はやめたかったんだ こんな自分は イヤだイヤだイヤだ 雨が降っているから 靴が汚れてしまうと言い 雨が降ってなければ 靴が擦り減るからと言う あるとき飛び出した 大嫌いな雨の中 ぼくの髪を濡らし 体の中までしみて いっそのこと雨に消えてしまえ 本当はイヤだったんだ こんな今の自分なんて キラいキラいキラい 本当はやめたかったんだ こんな自分は 早く早く早く 弱虫のぼくが壊れてしまえばいい 逃げてばかりで費やす日々を 自分を好きになんてなれないぼくを 雨よ 溶かして 本当は待ってたんだ こんな時が来ることを いつかいつかいつか 本当は愛したいんだ こんな自分でも 誰よりももっと ずぶ濡れになっても 消えも溶けもしなかった まぎれもないぼくは 今すぐ君に会いたい