Track by谷村新司
くわえ煙草の 煙がゆれて 汐の匂いを運んで来る 瞼閉じれば 焼けつくような つらい出来事が昨日のように 体の中をなつかしい うただけが通り過ぎてゆく 君のところへ帰りたくなる 夢を見ていた むなしい夢を 風にたわむれ 太陽にさえ 恥ずかしがらずに両手拡げて 急にひろがる ひまわりの花 まるで真夏のロシアのように 何も聞こえない耳に鮮やかな うただけが急によみがえる 君がいつだって歌ってくれた 今は夢なの すべて夢なの