み空行く月が満ち来れば うたかたの君が夢に咲く うつつには逢ふよしもなし せめて夢にだに散るなかれ “恋ひ心”それも罪ですか? “締めつく心”罰ですか? “夢”なら求めてもいいですか? 月に花びらが濡れてます 逢いたくて 泣いて 泣いて ひらひら夢幻花 のばす手の指先を掠め消える 『‥千年前から あなたを愛してた‥』 永遠に触れられぬ運命の花 ぬばたまの我が黒髪が 天渡る川に届くほど 季節は流れ世はうつろふも この心変わることはなし “想うこと”それが罪ならば “忘れられない”のは罰です “夢”でも許されないのでしょう 風に花びらが揺れてます 恋しくて 泣いて 泣いて ゆらゆら夢幻花 浮かんでは消えてゆく哀の調べ 千年先でも愛して彷徨って 魂がくり返し君を詠う 恋しくて 泣いて 泣いて ゆらゆら夢幻花 浮かんでは消えてゆく哀の調べ 逢いたくて 泣いて 泣いて ひらひら夢幻花 のばす手の指先を掠め消える 『‥千年前から あなたを愛してた‥』 永遠に触れられぬ運命の花 永遠に触れられぬ運命の君