僕の帰りを 暗い駅のベンチで 君は待ってた 赤いサンダル 紙の袋に こぼれそうなミカンを 大事そうに抱きしめて そんな君が いじらしかった 若い暮しには 不安だけがあって 名付けられる確かなもの 何もなかった ただ君の髪の毛の香り この指が覚えてるだけさ 遠い風の音 何故か君の声で 僕を呼んでいるようだ 夢の続きを 見れるはずもないのに 君が待ってた 駅におりたよ 季節流れた街は 知らんふりして 二人の愛 今どこに 眠ってると言うのでしょうか 新しい恋も 好きだった歌も 今の僕の心の窓 開けはしないよ ただ君が幸福(しあわせ)であれば 僕なんか忘れてもいいさ 遠い風の音 何故か僕の胸で 君が泣いているようだ ただ君が幸福(しあわせ)であれば 僕なんか忘れてもいいさ 遠い風の音 何故か僕の胸で 君が泣いているようだ