閉じ込めた記憶の果て 降り止まぬ雨の街 錆びついたナイフの日々 よごれたグローランプ 冬枯れの葉が落ちて 風に舞い棄てられていく 路地裏に届いた声と 明日を招くその手 青く染まっていく水と かけがえのない日々 いつまでも追いたい この空に終わりが来る日まで 伽藍堂(がらんど)の砂漠の果て 孤独(ひとり)には慣れていた にわか雨 咲いた傘に 足跡並んだ ビルの間に陽が落ちて 十字架の影が伸びる 不図よぎる 赤い約束 砂時計は進む 青く翳っていく空と 輝き増す星 いつまでも見ていたい 真実が明日を閉ざす日まで 繰り返す夜を抜けて 辿り着くその日 口に出す言葉を いつまでも 決められないままで 青く染まっていく水と かけがえのない日々 いつまでも追いたい この空に別れを告ぐ日まで