床に転がる焼酎の空きビンと 右足がぶつかり目を覚ます 決まって消えてる記憶 欠伸は三度目の胃液の味 あんまり覚えてないな リモートで目を合わせても 心は合わないの 履歴の絵文字たちは皆気を 遣っている それでもまた喉が潤えば グラスに注いでしまうの 気づけば上瞼と下瞼がキスして 一夜が終わる 四六時中挿しっぱなしのイヤホンも 失くしてしまうことがある 酔い衝動であげたポエムストーリー 薬指には指輪の痕が残ってる 今となれば笑い話だな リアルで心を合わせても 目を逸らしてしまうの 週末以外は笑って誤魔化している 身体に悪いよと言われても ひと瓶空けてしまうの いつまでもどこまでも繰り返す僕は 「懲りない男」