迷いながら 戸惑いながら歩く めいろの中で 僕らは居合わせてた 名前のない感情 ああ 抱きしめてる ちいさな一瞬 あつめたい こぼれおちた 街のすみで 震えていた 昨日も ちっぽけだって 隠さないでいたいよ はみ出したまま 不揃いな僕らでも いびつな言葉で ズレては すれ違ってさ 傷つけたことに 傷ついてる それでもこの手を ほどかない 独りよがり あてもなくて 机の中 しまい込んでいた ぐるぐる とまらない くよくよ とめどない 隠れて 怯える 欠片と 僕はここで うたうよ 僕の中で うごめいていた熱が 音に放たれ 覚束ない声色で 叫びだした 迷子のまま 曲がりくねった道でも 諦めなかった 僕らのしるしだから まだ言葉にならない無数の声が 胸の中 ああ 羽ばたく時を待ってる ぎこちなくて 消えそうになる足音でも 隣で一緒に 奏でたいよ 迷っても 一生離れない